NetflixのAfter Lifeというドラマにすっかりハマっています。
Watch After Life | Netflix Official Site
イギリスのTumburyという架空の小さな街でのお話。
主人公の奥さんが乳がんで亡くなったところから話がスタート。
始めは主人公が哀しみに暮れて自暴自棄になり、自殺しようとしたり周りに当たり散らしまくったりしてるけど、人の優しさとか真実に触れながら、徐々に元気を取り戻していく、というストーリー。
毎度毎度、人生で何が、誰が大切なのか、どうして人間は生きるのかっていうことに、すごく些細なアプローチで気づかせてくれる、素晴らしい作品。
特別ドラマチックなことは起こらないけど、それが人生のリアルだし、その中で最大限の愛とか優しさに触れることができるのって素敵なことだなと感動してしまう。
主人公が日々関わるのは、飼い犬、義理の弟、甥、職場の同僚、ホームに居る父、墓地で出会ったおばちゃん、郵便屋の兄ちゃん‥‥
そういう、小さな小さなコミュニティの中で人生の全てが完結している。
このドラマのなんともいえないコンパクト感に、とにかく、めちゃくちゃ、憧れてしまう。
最近、自分の行動範囲とか交友関係の広さについて考えることが多い。
今までは、問答無用で、広い世界を出来る限りこの身で経験したいと思っていたし、できるだけたくさんの人と関わって、新しい世界を知りたいと思ってた。
留学したりたくさん転職したり、経験値を稼ぎたくて自分では色々「挑戦」してきたつもりで、
移動時間についても大学は2時間半かけて通い、今も1時間半かけてヨガの練習しに行って、仕事行くのも1時間。今までは、目的の為には必要な時間で当たり前と思ってたけど、最近はだんだんこれが疲れるし勿体無いししっくりこないなと思い始めた。
友達も、今ではSNSでたくさんの人と繋がってしまったけど、正直疲れてきた。
同じ時間なら家族とか数人の大切な友人の為に使いたい、と考えるようになった。
特に自分の場合移動時間がバカにならない‥‥と、10年以上こういう生活しててようやく気づいた。笑
ヨガの練習や勉強の効果なのか、今まで色々と手を出し過ぎた反動なのか、
今はとにかく自分の色んなことをコンパクトに、シンプルにしたい。
ここ最近そういう願望が強くて、色々思いを巡らせてた矢先に出会ったこのドラマ。
主人公の境遇は辛いものだけど、彼の暮らし方は、わたしの理想。
本当に自分にとって大切な人たちだけに囲まれて、彼らと経験をシェアしてそこから得る幸せこそ、一番大きな幸せだと思う。派手なことは何も要らないんだなって思う。
自分の時間の使い方とか生き方について改めて考えさせてくれる、有難い作品‥‥。
人って誰でも一度は30代くらいでこういうこと考えるタイミングかね?
思考をシンプルにした方がいい、とはわかってきて、そもそもの選択肢もなるべく少ない方がいいってだんだんわかってきたから、今年はそれをもっと生活全体に落とし込んでいこう。
何が、誰が大切で自分に価値があるのかを考えて、考えるだけで終わらせずに行動してこ。