一人旅のクアラルンプール。
事前に念入りに計画を立てたはいいが、初日の午前中から全く計画通りにいかずしっちゃかめっちゃか。
まず、飛行機で寝れなかったのが最大の誤算。。。。
早朝クアラルンプールに着いたはいいけど入国も予想以上に時間がかかって、空港を出た頃にはクタクタに。
とはいえ初日から目一杯観光できたので、ゾンビ顔で写真に写ったことは後悔だけど、振り返ってみると概ね良い一日を過ごせたので満足
Contents
- 空港からの移動とコインロッカーと、交通系ICカードと
- イスラム文化をお勉強
- 雰囲気のいいレストランでマレーシア上陸後初めての食事
- 青と白の美しいモスク
- 開発都市に佇むガーリィ(?)なモスク
- マレーシアといえば、カレー❤️
空港からの移動とコインロッカーと、交通系ICカードと
疲れてるとはいえまだ宿にチェックインもできないので、ひとまず市街に向かう。
空港から市街地までは、電車、バス、タクシーといくつか手段があるけど、今回は電車で。
電車だとRM55(≒1,400円)で所要時間は35分ほど。
バスが一番安くてMR15くらいで行けたはずだけど、1時間半くらいかかりそうだったので、クタクタのおばさんは電車一択で‥‥
電車内は割と綺麗で混んでなくて広々くつろげた。しかし飛行機同様、極寒。
後に乗る電車やらバスやら、クアラルンプールの交通機関は基本的に全て寒い。
移動が長時間ある場合は羽織物必須よ‥‥!
KL Sentralという大きな駅に着いて、まず荷物をロッカーに預けることに。
自分が探した範囲では、駅構内にコインロッカーがひとつ。
駅にあるスタバのすぐ近く。
ド派手な紫色をして結構目立つから、荷物取りに戻ってきたときも迷わずに済んだわ。
このロッカー、なんと顔認証で管理されている。
お金を入れるところでロッカーの番号を選んで、そのあと3回くらい顔をスキャンされて、おしまい。
しかしこのスキャンに異様に時間がかかり、本当に正しく自分の顔が読み取られてるのか不安になる。
見るからに画質の悪い映像に私のゾンビ顔が写り込んでいて、マジでこれで管理できんの?!私帰ってくる頃にゾンビ顔じゃなくなってたら荷物受け取れないんじゃ?!?!
とだいぶ心配したけど、いざ受け取りのときは驚くほどスムーズで一瞬で済んだので逆にびっくり。見かけによらず精巧なシステムっぽい
荷物を預けたあと、移動に必要なTouch&Goという交通系ICカードを購入。
このカード買うのに思いの外時間を使ってしまって‥‥
ガイドブックにはコンビニとかにも売ってると書いてあったのに、駅構内のコンビニはどこも置いてないと言われる。駅窓口に行ってもここでは売ってないと言われ、券売機にも売ってる様子は無いし、色々とたらい回しにされた後で、改札口近くに専用の販売機を発見。。。どうして誰も教えてくれなかったの!涙
ここでRM10くらいでカードを買い、RM20くらいチャージして、やっと移動する準備が整う。
だいぶ時間ロスした初日の午前中
イスラム文化をお勉強
KL Sentralからメトロで隣のKuala Lumpur駅に移動。
入場料はMR14とそんなに高くない割に、イスラム教モスクの建築についてとか、タイル、伝統衣装、装飾品などなど広い敷地に素晴らしい展示物がたくさんだった。
もともとトルコのタイルとか、エスニックなアクセサリーが大好きなので、その辺の展示は見ていてとてもワクワクしたなぁ。
あと、世界のイスラムモスク建築をジオラマ風に再現したものなんかもあって、面白かった。
昔、スペインのアルハンブラ宮殿に行ったんだけど、あれ、イスラムモスクだったんだね。ここの美術館に展示があって、初めて知りました。学生の頃、下調べもせず無知なまま行ってしまった自分を叱りたい
とっても素晴らしい所なのに、訪問者はまばらな感じ。穴場なのか?
クアラルンプール観光を始めるのに最高の場所だった。
ここで色々見て勉強してから、モスクとか見に行く方が絶対楽しめる
ちなみにこの美術館も、極寒。マレーシア、乗り物に限らず屋内はとにかく寒い
皆どうやってこの温度差に耐えてるんだろうか。これ、慣れるものじゃないと思うけど
美術館を後にして、周辺を散歩。
本当は美術館近くのLake Gardenという巨大な庭園に行きたかったのだけど、入り口がわからなくてその庭園の周りを歩いて終了。
この旅で楽しみにしていたことの上位に入る庭園だったんだけど、ほんとどこからどうやって入るのか不明で。地図ではすぐそこなのに、入り口と思しき場所は塞がれてるし、周りに人がいないから聞けないし。私にとって幻の庭園。。。ちくしょう
雰囲気のいいレストランでマレーシア上陸後初めての食事
午後はブルーモスクへ行こうと思っていたから、ブルーモスク行きのバスが出ているPasar Seniという駅の近くで食事場所を探す
屋台とか食堂は多くてお客さんもたくさん入ってるから惹かれたんだけど、空きっ腹にいきなり超ローカルな屋台はなんとなく身の危険を感じたので、ちゃんとしたレストランに入ろうと決心。
色々探して見つけたのが、Kafe Old Chinaというお店。
TripAdvisorで評価が高かったという理由だけで選んだけど、どうやら日本のガイドブックにも載ってるみたいね。知らなかった。
お店入ると日本人もいたけど、他にもイタリア人やら地元民と思われる人やら、色んな人で賑わってて、お、当たりを選んだなとちょっと安心。
マレーシアに来たからには!ということで、定番料理のNasi Lemak(ナシレマ)と、パイナップルジュースを注文
東南アジアの匂いがする〜
ナシレマ初めてだったから、あぁこういう味なのね、なるほどなるほど、と思いながら食べ進める。
塩味がけっこう強め。米は青いけど味は無くて、周りの具材にしっかり味が付いてる
手前の鶏肉はカレーっぽいスパイスで味付けされていて、奥のサンバルソースは普通に辛いし隣のアンチョビを干したっぽいやつも塩辛い。
辛いな〜塩だな〜と思ったときにかじる巨大なきゅうりがすっごい美味しかった。名脇役!
意外と量があって、途中休憩を挟みながらなんとか完食。
ジュースはその場で絞っているようだったけど、水と混ぜてるのか?パイナップルウォーターという感じだった。でもご飯辛かったしちょうどよかったかも
これでRM26(≒670円)。素晴らしいコスパだわ
青と白の美しいモスク
ご飯でパワーをつけて、いざブルーモスクことMasjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shahへ。
Pasar Seni駅から出る路線バスで向かうのだけど、このバスが時刻表がわからず、まあ15分〜30分に一本くらいあるでしょ、と甘く見ていたら、全然バス来る気配無し。
昼食の前に調べとくべきだったー!
満腹でうとうとしつつ、バス停でひたすらバスを待つこと、約1時間‥‥
やっとバスに乗れたはいいけど、乗降のシステムがよくわからない。
シンプルにいうと、先頭から乗ってそのときにTouch&Goカードをかざして、降りる時はベルを鳴らして再度カードをかざして降りる。
日本のバスと何ら変わらないシステムなんだけど。
実際乗っている人たちを見ていると、降りるときにベルは鳴らさずドア付近に集合し始めて、到着する前にカードをガンガンかざしている。
一言でいうと超絶せっかち。
え、私もあれやらないと降りれんのか?と急に不安になってきて、30分くらいある道中一瞬たりとも気を抜けず、寒い車内で冷や汗状態。
そしてそろそろ自分が降りる場所じゃん?と身構えながらGoogle Mapを睨みつけていると、いきなりバスがルートから外れ、モスクとは別の方角へ走り出す。
道を見るとどうやら工事中で通行止めだったようで、迂回路?に回っているような感じ。
しかしこのとき自分は、とりあえず元のルートから大きく外れないうちに降りないと、とんでもないところに連れていかれる‥‥!と軽くパニック。
バス停らしきものが見えた瞬間に慌ててドア付近に行って、ベルらしきものを連打してカードかざして下車。
まずは、無事に下車できて良かったという安心感に浸る。
でも次の瞬間、ここどこだよ‥‥という不安が。
本来ならバス停から徒歩15分くらいで着くモスクが、ちょっと道を外れた場所で降りてしまったために、20分以上歩く感じになってしまった。まぁそれでも20分。外れすぎてなくて良かったーーーーと、再び安心。
炎天下、風もないし日陰もない道を汗だくひたすらで歩いていると、ようやく遠くに巨大なモスクが見えてきた。
目的地と交通手段がわかっていても、スムーズにいかないのが旅のあるあるだよね
終わってみればいい思い出‥‥か?
モスク到着。
ちょうど午後の見学時間が始まるところで、案内のお兄さんが誘導してくれた。
ブルーのローブとスカーフを借りて待機。10名程集まったところで、年配女性のガイドさんに付いてモスクの中へ。
10名の殆どが日本人。ガイドさんは日本語を勉強しているらしく、日本語をたまに交えてくれていたけど、基本的には英語で説明をしてくれた。
小さくて可愛らしいガイドさん、とても丁寧に説明をしてくださり、勉強になった。
説明によると、このブルーモスクはマレーシアで一番大きいらしい。どおりで遠くからでも目立ってたわけだ。
中はものすごく天井が高くて、午前中に美術館で見たような綺麗なタイルやステンドグラスが散りばめられていて、美しい。絨毯も、お祈りするときに整列できるよう規則的な模様になっているけど、それもとても綺麗。
イスラムの美術ってどうしてこう美しいんだろうか。
苦労して行った甲斐あったな〜。
モスクはどこも基本的に午前、午後の2、3時間ずつ、お祈りの時間以外が解放されている。そして私が行った金曜日は、午前中に特別なお祈りの時間帯があるから、基本午後のみ解放。この金曜日の午前中が開いてないっていうのは、気をつけないと見落としがち。
事前に調べていかないとかなり待つことになるので、注意しないとね
お次は、ピンクモスク!
開発都市に佇むガーリィ(?)なモスク
ブルーモスクを一緒に見学していた日本人の女の子と仲良くなり、彼女がピンクモスクに向かうというので、便乗。
東南アジア版UberのGrabという配車アプリで車呼んでくれて、それに乗っかって行きました
ブルーモスクから車で45分程、クアラルンプールより南に位置するプトラジャヤという街にある、ピンクモスクことMasjid Putra。
プトラジャヤは観光に力を入れていて、絶賛開発中らしい。
クアラルンプールと、クアラルンプール国際空港のちょうど中間地点くらいに位置しているから、旅行の行き帰りに立ち寄る人も多いとか
私はモスクに直行、直帰でしたが
バラ色系の花崗岩を使って建てられているという、なんとも可愛いお色のこのピンクモスク。
ブルーモスクと対照的だな〜、個人的にはブルー派。
白を基調としていて、太陽の光との相性がブルーの方が絶対良い!
夕陽に合うのはピンクだな。夕方行って良かった、綺麗だった。でもブルーのが好き笑
17:30の最終の見学に滑り込み。
ここも無料でローブが借りられる。見学は、自由見学のみかな?
多分日にちと時間帯によってはガイドさんがいるみたいだけど、この日はおらず、自分たちでぷらぷら。
ブルーモスク見た直後に来たから、感動はそれ程無く‥‥笑
でも、やっぱり途轍もなく大きな建物で、ドームの中に入ると荘厳な気分になる。
ここもタイルとか床とかの幾何学模様が素敵。
お祈りの時間帯はこの建物いっぱいに祈りの言葉が響くのかと思うと、ちょっとドキドキするね。
ちょうど陽が落ち始めた時間帯で、西日を背に受けるモスクが何とも神々しかった
夕焼けを待っても良かったけど、疲れが頂点に達していたので、惜しみつつ市街地に戻る。
帰りはPutrajaya駅から、KL Sentral駅まで、電車。
空港線と同じ線であっという間。
この空港線、他のメトロと違って、高い。そんで、Touch&Goカードも残高が一定以上残ってないと、改札は入れない。
私の場合RM15くらいあったのに乗れず、結局手元にRM50しかなくてそれチャージして乗車
Touch&Goカード、便利だけど色々注意しなきゃいけないことも多い。。。
マレーシアといえば、カレー❤️
KL Sentralに戻り、荷物を取ってからAirbnbへ。
今回泊まったところはBangsarというエリアで、どうも高級住宅街らしい。
私の宿も高層マンションで、24時間セキュリティガードが居てジムやプール付き、駅徒歩2分というめちゃくちゃ好物件だった。
ジムとプールは使わんかったけどな‥‥
オーナーさんの家の一部屋を完全プライベートで借りられる方式で、バストイレ、キッチンは共同。
私の滞在中はオーナーさん殆ど不在だったので、あまりストレス無く滞在できたので良かった
さて、この日の夕食はもう遠出する気力が残っていなかったので、Bangsar駅前のインド料理屋さんで摂ることに。
マレーシアはインド系の人もとても多いので、街中もカレー屋さんがわんさか。
マレーシア来たらカレー食べないと損!
ということで、海老のカレーと、ロティを注文。
ココナッツは店員さんの話に適当に頷いてたら運ばれてきたやつ
このロティ、友人からマレーシア来たら絶対食えと言われていた一品。
カレーに合いすぎる。もう米やナンと食べるカレーなんてカレーじゃない、ロティと食べないとダメ!てくらい
いや、ロティ単体でも全然美味しい。現に、ロティにチーズや卵、練乳とかとスイーツのような感じでいただくこともあるらしい。
小麦粉でできたクレープのような物体。
ナンとは違いパンみたいな食感はなくて、チャパティくらい薄くて、でも生地を重ねながら焼いてるようで弾力がある。
ちょっと油っこい感じもするけど、でも、美味い‥‥
完全にロティにはまってしまった私。
あーちなみにこのカレーもものすごく美味しかった!
辛さはなかなかのもんだから辛いの苦手な人にはまず無理なレベルだけど、
ただ辛いだけじゃなくて、スパイスとかの風味がしっかりしてるから、たくさん食べられる。特にこのカレーはにんにくとパクチーがかなり効いててパンチのある一品だったわ。
パクチー好きとしては、カレーにこんなに自然な形でパクチーが馴染むものか、と感動。
夕ご飯はカレー、ロティ、ココナッツでRM28(≒700円)
このうちココナッツRM5だったんだが‥‥ 高っ
一日の最後にガツンとカレーをかましてこの日は終了。
22時ごろにはお布団に入りました‥‥🌛